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ワルイナミダ統括本部長・児島の、Yシャツネクタイ(人への礼儀・凛として生きる姿)とボクサーパンツ(内面の吐露・思い出にすがる自分)の、相克の歴史。
by thewaruinamida
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「友達のゲイ」と言えば面白いと思っている節はある

俺の友達のゲイは、昔からエネルギーの使いどころを誤っている男である。


中2の頃は(ゲイであるにも関わらず)エロ本を生徒に販売し、学生の間で人気を博していた。
中3の頃、彼はジャンケンに負けた罰ゲームで生徒会に立候補し、演説会で江頭の真似をして翌日体育教師に胸倉を掴まれていた。
高2の文化祭では、彼の書いたゲゲゲの鬼太郎のパロディ寸劇に出演したこともある。2日間に8回公演という、有り得ない日程でだ。
高2あたりで「小説を書いたから読んでよ」と言われ、原稿用紙100枚以上に渡ってエロシーンを含む学園物語を手渡されたが、面倒で読んでいない。すまん。
一昨年あたりに、ゲイパレードに連れて行かれたこともある。

一浪して大学に入ってからはハウスDJと化し、「最近カミングアウトするのが楽しくなってきた」との妄言を吐きつつ、先日必修の単位を落とし、見事7年生進学が決定した男である。


さてそのゲイから先日、RPGツクールで作ったゲームが送られてきた。
製作期間3ヶ月の力作である。

BGMは彼の自作で、何故かアシッド・ジャズをバックに戦闘シーンが繰り広げられる。
そして難しい。
難しいと言うか、彼の文脈でヒントなどが処理されているため、非常に分かりづらい。
さすがに本人も難しすぎたらしく、ヒント(というかほぼ答え)の書かれたテキストファイルが同梱されていた。

そしてストーリーがさっぱりよく分からない。


あまりに難しいので、彼と電話をしながらゲームをする。

「あー、それはねえ、夜明けぐらいに作ってさあ、テンションおかしくてさあ」
「そこ分かりにくい?おっかしいな~」
「ソウルフリーズが、ロックって名前のついた技を使うのが熱いでしょ?」
「まず音楽ありきだしね、そもそも」
「ああ、そのバージョンだとその敵倒せないんだよね、あっはっは」


「つーかさあ…」


「これ、クソゲーなんだよね」


「あっはっはっはっはっはっはっはは、ひゃっははっはっは」



その電話で出た結論は「作者と話しながらやると楽しいゲームだ」と言うことである。

そして、一番ダメなのは、そろそろラストダンジョンに差し掛かるまでそのゲームをやり込んでしまっている俺であることは言うまでもない。

イフ・ユー・スメエエエエエエエエエエエエエエル
by thewaruinamida | 2007-05-09 01:58
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